帝塚山中学校・高等学校元校長有馬 利治

帝塚山中学校・高等学校は、初代校長 森 礒吉先生の教育の精神「子供や若い人達は学園の宝」を柱とし、全教職員、力を合わせ日々の教育に邁進してまいりました。

一昨年、創立70周年を迎え、次の新たなステージに入ったところで、校長の任を仰せつかり、責任の重さと覚悟を胸に、学園教育の発展に携わっていく所存です。

伝統を受け継ぐことの重要性を考えるとき、武道を学んだ経験から、学園の新たなステージは、まさに「守破離」の「離」の時期に入ったのではないでしょうか。基礎をつくる「守」の時代を終え、さまざまな学校改革の「破」の時代を経過し、そして、これからは「守破」をベースとした、何物にもとらわれない帝塚山独自の教育を構築する時代に入ったのです。これから益々、教職員が一丸となり、子供たちの教育に力を尽くしたいと思います。